開館時間

月、水、木、金、日
10:00~17:00
火、土10:00~20:00
休館日:毎月第3日曜日
年末年始(12/29~1/3)

メーリングリスト

メーリングリスト

English Newsletter

English Newsletter

bn_en_c

春夏秋冬

横浜市国際交流協会

横浜市国際交流協会

【事業報告】2016年度 第1回国際理解セミナー

ドイツへの難民流入~チャレンジとチャンス

開催日時

2016年10月1日(土)10時30分から12時

内 容

東京ドイツ文化センターの語学部長であるマティアス・フォン・ゲーレン氏をゲストスピーカーに招き、ドイツ国内における難民について、チャレンジとチャンスをテーマに話していただきました。

昨年の今頃、シリア難民を積極的に受入れるドイツのニュースは世界を駆け巡っていましたが、シリアは日本から遠いという地理的なことを差し引いても、日本とはかなり異なります。ドイツは昨年だけでなんと100万人以上もの難民をシリア、アフリカ、ミャンマー等から受入れています。
日本に在住する外国人数が約220万人ですから、ドイツはおよそ半年で日本の半分もの外国人を受け入れたことになります。

難民の受け入れシステムについては、彼らは最初に「登録」をしなければなりません。それが済むと600時間のドイツ語を学ぶ機会を与えられ、同時に仕事に就く資格を得るそうです。ただ登録の際、本国での政治的迫害の可能性が希薄で、経済的向上のみを求めてきた外国人には、登録が認められません。現在、未登録の外国人は約16万人にのぼり社会的不安の要因になっているそうです。
ベルリンでは、69か所のスポーツセンターが難民の収容施設になっており、ドイツでの生活の次なるステップへの準備をしています。就業については、難民の母国でのキャリアが考慮されるそうですが、同じ条件であればドイツ人を優先するということでした。
ドイツの全人口に占める外国人(帰化を含む)は約19%。ドイツはかくも外国人受入れに寛容なのでしょうか。
ドイツの憲法である「ドイツ基本法」には「政治的迫害を受けた者は、庇護権を享受する」と規定されています。つまり自国の憲法でドイツは難民の受入れを規定しています。
「ドイツは戦後は償いの気持ちがあまりに強く、外国人には腫物に触るようなぎこちない態度で接してきました。外国人と距離が縮まったのは東西ドイツ統合後で、やっとこのテーマが議論されオープンになったのです」とフォン・ゲーレンさんが語っていたことばが印象的でした。

多くの難民を受け入れているドイツですが、人口減少も著しく、それを補うには毎年50万人もの外国人を入れる必要があるそうです。

セミナーは講義と質疑応答から構成され、講義は日本語通訳を通してドイツ語で行われました。移民と難民との違いについての説明から始まり、講義はスライドを使って展開していきました。ドイツの外国人比率、また言葉の問題などについて政府がどう対応しているか等についても触れ、参加者がスライドを見ながら、熱心に統計の数字をメモする様子が見受けられました。

講義の後はコーヒーとお菓子で休憩タイム。その間、講師に直接話しかけている参加者もいました。最後の質疑応答の時間は、活発に質問が出たため時間を延長しました。今回のセミナーは大きなテーマでもあったため、シリーズで聴きたい、もっと聴きたいとの意見も出ました。アンケート結果でも満足度が高いセミナーとなりました。

(全90分:挨拶5分、講義60分、質疑応答10分、コーヒーブレイク15分)

img_8885

講師(右側)はドイツ語で講義。 向かって左側は通訳の 同東京ドイツ文化センター丸山氏

img_8888

熱心に聴く参加者の様子

 

img_8895

スライドを使って説明する講師

前のページへ戻る