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【事業報告】2019年度日本語ボランティア入門講座

入門講座

この講座は中区内で日本語ボランティアを目指す方のために毎年1回開催されています。

2019年度「日本語ボランティア入門講座」は全8回のコースで予定されましたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、最後の2回が中止となり、1月15日から2月26日までの途中6回で終了となってしまいました。

 

全8回の予定は、前半4回をアクラス日本語教育研究所代表理事の嶋田和子氏に、中2回を聖心女子大学の岩田一成氏に、後の2回を神奈川県立国際言語文化アカデミア講師の村上まさみ氏にお願いすることになっていましたが、残念ながら村上氏の講義「実践に向けて2 教材を見つける力、使う力」は実施できませんでした。

 

初回は、嶋田氏による「日本語ボランティアって何?」。初めに参加者一人ひとりの受講動機に応えて、ボランティアは日本語学習者に対しどんなサポートができるのかをお話しいただきました。「学びは学習者にある。ボランティアは学習者の課題解決に寄り添う姿勢が大切」との言葉が印象に残りました。続いて内外でどんな人がどれくらい日本語を学んでいるか、横浜市の外国人の状況はどうか、また介護現場で活躍している外国人や外国人労働者の実情などが紹介されました。

 

 

 

 

 

 

 

第2回「日本語っておもしろい!」では、日本語の特徴についてみんなで話し合い日本語について再確認しました。普段使っている日本語ですが、あらためて見てみるとおもしろいポイントがいろいろ見つかりました。「~あります」と「~います」の違いや「自動詞・他動詞」など外国人にとって分かりにくい日本語の特徴も分かりました。

 

第3回「生活場面・やりとり重視の日本語支援」では、外国人を取り囲む日本語の環境について考えました。ともすればたくさん教えたいというボランティア側の思いから授業ではあれもこれもと詰め込みがちになりますが、生活者としての外国人にとって必要なものが何かを考え、項目を選んでいくことの大切さを学びました。「漢字学習」では、小学校の漢字学習とは異なり、①見て意味が分かればいい漢字、②読むことができる漢字、③書くこともできる漢字、に分けることによって、学習者の負担を減らし学習効率を上げられることを知りました。

 

第4回「外国人の声を聞く」ではフランス、イギリス、中国、モロッコの4か国5人の外国人日本語学習経験者に参加していただき、各人の経験、日本の印象などを話してもらいました。途中、5つのグループに分かれて思い思いに外国人との対話を楽しみました。つい熱が入ってしまい講師のストップの合図も気づかないほどでした。参加していただいた外国人の「こんなに多くの人がボランティアをしようとしていることを知ってとてもうれしい」という感想を聞いて、日本語ボランティアの意義を感じることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

第5回、6回は岩田氏による「コミュニケーションのための日本語文法」です。いきなり「動詞と形容詞はどう区別しますか」と問われて一様に面くらいました。我々日本人は日常日本語の文法を意識していませんが、外国人が日本語を学ぶ場合は文法がひとつの頼りになります。これまでの日本語学習では初級160項目の文法を逐一教えることが日本語学習の一般的な方法でしたが、生活者としての外国人にとっては「まずコミュニケーションがとれる」という大きな目的があり、その点から考えると、「文法は必要最小限にしぼる、その分生活に必要な語彙をふやす」ほうが望ましいという新しい考え方が示されました。その最小限とはということで日本語文法の初歩をおさらいしましたが、学生時代以来の文法用語に「??」という方も多く、これは大変ということになってしまいました。講師から「母語話者は文法を知らないものです。学習者には堂々と私に文法を聞かないでと言いましょう」との言葉をいただいてホッとした方も少なくなかったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

突然、第7回8回が中止となり、実践編(第5回~8回)が半分で終了してしまったため、講座としては尻切れトンボになってしまいましたが、この講座の目的である「ボランティアの心得を学ぶ」という点については、いろいろな角度からお話をいただき学ぶことができたと思われます。

 

講座期間中、講座と並行して中区内のボランティア日本語教室を見学された方も多く、4月以降ぜひ地域の日本語教室に飛び込んで、実際のボランティア活動を通して実戦経験を積んでいっていただけたらと思っています。