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横浜市国際交流協会

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【事業報告】2016年度 日本語ボランティア講座《入門》

平成28年度 日本語ボランティア入門講座

【報告】日本語ボランティア入門講座(全7回1/13~3/3)が開催されました。
講師3名(嶋田和子氏、岩田一成氏、村上まさみ氏)をお招きし、中区在住の方を中心に27名が受講しました。既存ボランティア団体から21名のオブザーバー参加もあり、活動中のボランティアさんとこれから活動を始める受講者との交流も見られ、毎回にぎやかに和やかに進められました。

 

第1回~3回 嶋田和子氏(アクラス日本語教育研究所代表)

タイトル「地域日本語教育事情、ボランティアとは?生活場面重視の日本語支援」等

 

嶋田氏のエネルギッシュな進行で、まずはラポールづくり。受講動機や一言コメントを交わし合う中で、一気に場が和みました。

日本で暮らす外国人については、クイズ形式で現状を共有しました。全国に200万人以上の外国人が暮らし、横浜市では中区が一番多く、住民の1割強に達しています。中華街で働いている方、介護の仕事をしたいと来日した方、親に連れられてきた子ども、日本人と結婚した方・・・共に暮らす外国の方とどう接するか。「教える」のではなく、「学び合う」視点がとても大切とのお話でした。

また生活に直結することばや漢字をどう扱うと効果的か、「買い物」を例にワークもしました。

・学習者が「自らの声」を発することを大切にする。

・実生活で使える日本語を大切にする。

・学習者にとって必然性のあることを大切にする。

・『教室での学び』が「外での学び」に繋がるように工夫する。

・教室を一つのコミュニティにし、外とのコミュニティにつなげる。

・自律的な学びを大切にする。

 

 

 

 

先輩ボランティアさんから中区内の教室紹介もあり、受講者はそれぞれ見学に出向きました。

嶋田氏が代表を務めるアクラス日本語教育研究所のHPにも中区内ボランティア日本語教室の紹介の様子を投稿してくださいました。http://www.acras.jp/?p=6280

 

第4回・5回 岩田一成氏(聖心女子大学准教授)

タイトル:実践にむけて1~コミュニケーションのための日本語文法~

岩田氏は日本語学校と地域の日本語教室との違いに言及し、地域日本語教室の強みは支援者と外国人参加者の人数バランスがいいこと。つまり、生のおしゃべりができ、人間と人間が繋がっていくということ。コミュニケーション力はコミュニケーションしなければ身につかないと力説。あいさつ程度の日本語力の人でも、指さし教材等のリソースを活用しながら、コミュニケーションをとるコツを受講者と一緒に見つけていきました。文法がわかることと、言葉が身につく事は別。とにかくしゃべって自信を付けることが大事とのご講義でした。初級前半の文法でかなりのことが話せることも映像で紹介してくださいました。

 

第6回・7回 村上まさみ氏(神奈川県立国際言語文化アカデミア講師)

タイトル:実践にむけて2~教材を見つける力、使う力~

改めて「日本語ボランティアとは?」の話からスタート。日本語ボランティアはその人の日本語を支える人。聞き上手、待ち上手、その人に必要な言葉をその人が自分でつみあげていくお手伝いをする人。そして、初めて会う外国の方と交流する時に便利な「七つ道具」の紹介へ。たとえば①紙とペン ②カレンダー ③地図 ④家族写真⑤絵はがき ⑥辞書・電子辞書 ⑦スマホ・タブレットなど。見たら何か言いたくなる素材をさがそうとの提案もありました。また、複数のスーパーのチラシを使った活動を模擬体験しました。「買いたいものを決めてメモをとる→値段を調べる→店を選んでその理由を言う」など、一つの素材でストーリーのある展開ができることも学びました。「ボランティアはまず楽しみます!振り返りはしても反省はしません!」が締めくくりの言葉でした。

受講者からは以下のようなコメントを頂きました。

・まずは一歩を踏み出してやってみよう!という勇気を頂きました。

・日本には日本語教育に関係するどのような機関があり、外国人の現状や外国人が何を必要としているのか知ることができました。その上でのボランティアの役割というものを考えさせられました。特に、多文化、多様性を意識して「違い」を大切にするというボランティアが目指す姿勢はすばらしいと思います。

・こちら(ボランティア側)の教えるという姿勢よりも相手と共感しながら日本語を知っていくことと理解できました。

・生活に密着した日本語について考え、何が外国の方にとって必要な学習か考えられました。

・文法については、いかに自分が無意識に使っていたかに気付き、教えるために知っておくべきことの要点を一部知ることができて良かったです。

・実際にボランティアするときの心構えを教えていただきました。

教材は「ことば」そのものになる/「7つ道具」①紙とペン②カレンダー③地図④絵葉書⑤家族写真⑥辞書・電子辞書⑦スマホ・タブレット/スーパーのちらしなどを活用して買い物のタスク、対話/伝わる話し方。「やさしいにほんご」のやさしいとは、easy+心の優しさ ということ。